こんにちは、空飛ぶおっさんです。
実はわたし、無類のコーヒー好きなんです。
行きつけのコーヒーショップで、お気に入りのコーヒー豆を焙煎してもらって、挽きたてのコーヒーを毎朝飲むのことを楽しみにしています。
先日、コーヒー豆を切らしたので、いつものショップで焙煎していただきました。その時にいただいた冊子の片隅に、私にとっては非常にショッキングな事が書かれていました。
その内容は、以下のようなものでした。
「コーヒーが消える日」
シドニーの気象研究所が発表した「気候変動がコーヒーに与えるリスク」という報告が注目されている。
世界中のコーヒー農園の生産量、特にアラビカ種の生産量が年々減少し価格が上昇している。
数十年以内に姿を消す可能性がある。地球温暖化が影響している可能性がある。
コーヒー大好きの空飛ぶおっさんにとっては、この内容は毎日の楽しみを奪われかねないニュースだったので自分なりに調べて見たのでご紹介します。
実はこの話は、2016年に既に報道された内容でした。
2080年、地球上から「コーヒーが消える日」がやってくる
2016年9月、オーストラリアのシドニーにある気候研究所が発表した「The climate change risks to coffee(気候変動がコーヒーに与えるリスク)」の調査結果を海外のメディアは驚きを持って報じました。
主だったコーヒー農園では、収穫量が軒並み減少傾向にあり、その原因は地球温暖化にともなう気候変動であること。
そして、このまま異常気象が続くようであれば、2080年までに世界中から野生種のコーヒーが絶滅する可能性があると。
そのような内容だったようです。
世界には3種類のコーヒがあるのを知っていますか
そもそも私たちが美味しく飲んでいるコーヒーには、どのような種類があるのかご存知でしょうか。
現在では、200種類を超えるとも言われているコーヒー豆の種類ですが、そのコーヒー豆の元となる野生種には3つの種類があり、その3大原種と言われるのが、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種です。
それぞれの特徴を簡単にまとめました。
- レギュラーコーヒーとして私たちにもっとも馴染み深いコーヒーがアラビカ種です。このアラビカ種を原種とする品種は200種類以上にも及び世界全体の生産量の約70%を占めていると言われています。
- 原産地はエチオピア。
- 原産国のエチオピアはもちろんブラジルやコロンビアの中南米、ハワイやインドなどのいわゆる「コーヒーベルト」と言われる地域で生産されています。
- このアラビカ種は、標高1000m〜2000mの熱帯高地での栽培に適しており、乾燥や霧、病害虫に弱く、自然環境の変化で収穫量や価格に影響の出やすい特徴を持っています。
- 苦味が強い一方で酸味の少ないロブスタ種は、主にアラビカ種とのブレンドや缶コーヒー、インスタントコーヒーに使われることが多い品種です。
- 原産地は、アフリカのコンゴ。
- アフリカの各地やインドネシアなどで生産され、世界全体の生産量の約30%を占めると言われています。
- このロブスタ種は、標高1000m以下の低地での栽培に適し、病害虫にも強く、多くの実がなるので収穫性が高いという特徴を持っています。
- 消費量の少ないリベリカ種は、世界全体の流通量の1%にも満たないので、主にヨーロッパで消費されるのみで日本にはほとんど馴染みのない品種です。
- 原産地は、西アフリカのリベリア。
- 原産国のリベリアをはじめ、アフリカのコートジボワール、アンゴラ、インドネシアなどで生産されています。
- 標高200m以下の低地や平地で主に栽培され、少ない雨、病害虫にも強い品種ですが、収穫に時間がかかり、風味もアラビカ種やロブスタ種に比べると劣ると言う特徴があります。
世界全体の生産量の約70%を占めるアラビカ種がピンチ?
生産量全体の約7割を占めるアラビカ種ですが、現状では栽培に適している土地が、2050年までにはその半分以上が栽培に適さない土地になると言われており、また、今後60年から70年の間に絶滅すると考えられています。その原因は、地球の温暖化。
気候の変動や病害虫に弱い性質を持つアラビカ種は、異常なほどの暑さや大雨や長期に渡る干ばつなどに影響される栽培地が増えることで今後の生産に多大な影響が出ると考えられています。
また、コーヒー栽培に多大な影響を及ぼすと言われている「さび病」が増えるとも言われています。
気温の高い地域で繁殖するこの「さび病」は、本来であればアラビカ種を栽培している標高の高い地域では、発生しにくい病気なのですが、温暖化の影響による気温の上昇が影響しているものと考えられています。
現実的にハワイ島のコナコーヒーやキリマンジャロにも影響が出ています。
コーヒー業界も対策に乗り出している
この気候変動のリスク対応するためにコーヒーメーカー各社は対策を始めています。
スイスにのネスレでは、さび病に強い苗木の改善に取り組んでおり、既に提供を始めています。また、アメリカのスターバックスでは、コスタリカに自社農園を購入し、気候変動に対応できる品種の改良に取り組んでいます。
国内においても、ネスレやUCCが環境の変化や害虫に強いコーヒー豆の品種改良に取り組んでいます。
まとめ
・2016年9月、シドニーにある気候研究所が「The climate change risks to coffee(気候変動がコーヒーに与えるリスク)」の調査結果を公表。
・世界全体の約7割を占めるアラビカ種が、地球温暖化の影響で2050年にはその栽培地が半減し、今後60年から70年の間に絶滅の可能性がある。
・コーヒーメーカ各社では、これに外応するために気候変動に強い品種や病気に強い苗木の改善にと取り組んでいる。
正直、このニュースを聞いて悲しい気持ちになりました。
空飛ぶおっさんにとっては、毎朝飲む1杯のコーヒーは癒やしでもあり、一日の活力でもあるのです。
そのコーヒーが無くなる可能性があるなんて、本当にショックです。
地球の温暖化は、いろんなところに影響を及ぼしつつありますよね。それは、裏を返せば、私たちの生活が豊かになるための礎だったのかも知れませんが、今一度、原点に立ち返って、地球環境問題について考えないと行けないと思います。今からでも遅くないと思います。。。
